- SaaS
- IT
- BtoB
新サービスローンチ半年後で指名検索数1.5倍!100%ビジネス層へリーチするエレベーター広告の活用法とは
エレベーター広告「GRAND」導入のきっかけと狙い
弊社は、2019年にAIレビューサービスの「LegalForce」をリリースし、2021年からタレントを起用したTVCMなどを開始しました。21年からは「AI 技術を用いた契約書レビューサービス有償アカウント導入企業件数」において、No.1※となり、今年で連続3年No.1となっています。この数年、リーガルテックにおいて、「LegalForce」は大きな認知を獲得してきました。そして、2024年4月にAI法務プラットフォームである「LegalOn Cloud」をローンチし、新しいプロダクトとしてのブランディングと認知獲得のため、新しいセクションが立ち上がりました。
「GRAND」は「LegalForce」で過去に出稿の経験がありましたが、今回「LegalOn Cloud」での出稿を決めたのは、オフィスビルに設置されているため、視聴者が100%ビジネス層であること、さらにリーチ先の企業やテナントが事前に把握できる点が改めて魅力的だと感じたからです。
「LegalOn Cloud」はローンチされたばかりのプロダクトのため、TVCMのような大きなマス広告というよりも、より濃いターゲットに刺さる認知施策が最適だと考えたのです。
※出典:株式会社東京商工リサーチ「AI 技術を用いた契約書レビューサービス有償アカウント導入企業件数調査」2024年7月末日時点調査
実際の効果について
ブランドセクションとして、エレベーター広告「GRAND」のローンチ後毎月の出稿効果を測るため、指名検索数やオーガニック流入、サイト流入数をKPIとして設定し、施策の効果を継続的に評価しました。指名検索数は、4月のローンチ時をピークに、特に大きな施策を打たないと、大きなローンチイベントを実施できた4月のような数字を出せない状況が続いていました。9月にGRANDへの出稿をした際は連休が重なる期間にもかかわらず、前月比で指名検索数が1.5倍に増加するなど、ローンチから約半年がたったタイミングでの成果として満足の行く結果となりました。ビジネス層にターゲットを絞った施策が功を奏したと思っています。また、放映時期やクリエイティブの工夫によりさらなる効果向上が期待できると確信しています。
定性的な観点では、都心の大きなビルに入っているような企業に対して商材の認知とグローバル企業としての企業ブランディングに効果を発揮したと感じます。放映されるビルが明確なので、他の媒体と比べてもターゲットにリーチできる確実性が高く、費用対効果が良い点が「GRAND」の大きな強みです。
クリエイティブへのこだわりと出稿を検討する企業へのアドバイス
今回の広告制作では、4月9日に実施したLegalOn Cloudローンチイベントの様子を印象的に切り抜き、分かりやすい訴求を心掛けました。また、弊社のグローバル企業としての認知も同時に獲得できるように、企業に関する情報を動画の後にスライドで挿入することにしました。分かりやすい訴求動画と会社のスライドの両方を入れることができたので、プロダクトの認知と共に会社への認知も獲得できたと感じています。
出稿をご検討されている企業へのアドバイスとしては、エレベーター広告は特にBtoBマーケティングにおいて高いROIが期待できる媒体です。ビジネス層に確実にリーチでき、ターゲットとなるビルやテナントを明確にしてアプローチすることで、より効果的なプロモーションが可能です。とくにリーチの確実性が求められる企業には、導入価値が大いにあると考えています。
今後のマーケティング展望とエレベーター広告への期待と改善
今後は地方市場、特に大阪・名古屋・福岡・北海道など首都圏に次ぐ大都市での新規顧客獲得を視野に入れており、ローカルセグメントに応じたターゲティングが課題です。エレベーター広告「GRAND」には、エリア別にセグメントを強化し、地方においてもより効率的にリード獲得ができる展開を期待しています。また、大規模イベントの集客支援や、ターゲットの細分化が可能な広告施策を取り入れられると、さらに大きな成果が見込めると感じています。
またエリアごとのセグメント分けや、放映効果のリフト指標拡充に期待しています。特に、イベントやカンファレンスでの集客支援に使いやすい指標の充実が求められます。こうした改善により、出稿頻度の向上やさらなるターゲティングの強化が見込めるため、今後の施策においても非常に有益になると考えています